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魅力的と言われるIT業界とは?職種の例とあわせて特徴についても紹介

「IT業界ってどんな業界?」
「IT業界で活躍している職種って?」
「IT業界にはどんな人材が向いているの?」

このように、IT業界について詳しく知りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、魅力的と言われるIT業界の概要や職種、IT業界の特徴について紹介しています。この記事を読むことで、IT業界の魅力について把握できるようになるでしょう。

また、IT業界で働く利点やIT業界に向いている人材についても解説していますので、IT業界への転職を目指している方もぜひ参考にしてみてください。

魅力的と言われるIT業界について知りたいと考えている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてはいかがでしょうか。

目次

魅力的と言われるIT業界とは?

魅力的と言われるIT業界とは?

転職市場でも魅力的と言われているIT業界ですが、その中でもどのような種類の企業があるのか知っているという方は少ないでしょう。

IT業界は大きく分けて「通信業界」「Web・インターネット業界」「情報処理サービス業界」「ハードウェア業界」「ソフトウェア業界」などの種類に分けることができます。

ここでは魅力的と言われるIT業界の中での各業界の種類について、それぞれ具体的に紹介していきます。

通信業界

通信業界とは、電話やインターネット、光ファイバーといった通信インフラを主に扱っている業界です。

固定通信や移動体通信、インターネットサービスプロバイダーなどが通信業界に含まれる企業となっており、通信業界ではサーバーエンジニアやネットワークエンジニアなどが活躍しています。

また、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクモバイルといった企業が通信業界の代表的な企業となっています。

Web・インターネット業界

Web・インターネット業界とは、主にインターネットを利用したサービスを提供している業界です。

業界内でも企業によって提供しているサービスは異なっており、インターネット広告やWebサイト制作、SNS、ECサイト、ポータルサイトなどがWeb・インターネット業界に該当します。

また、GoogleやAmazonなどはWeb・インターネット業界の代表的な企業となっています。

情報処理サービス業界

情報処理サービス業界とは、主に情報システムの構築や運用、コンサルティングといったサービスを提供している業界です。

情報処理サービス業の企業は大きく分けてSIとSESに分類することができ、セールスエンジニアやITコンサルタントといった職種が活躍しています。

NTTデータやIBM、アクセンチュアなどが、情報処理サービス業界の代表的な企業です。

ハードウェア業界

ハードウェア業界とは、パソコンやパソコンの周辺機器、スマートフォンなどのハードウェアの企画や設計、開発、販売を主に扱っている業界です。

ハードウェア業界では組み込みエンジニアなどが活躍しています。また、DELLや日立、富士通、SONY、パナソニックといった企業がハードウェア業界の代表的な企業となっています。

ソフトウェア業界

ソフトウェア業界とは、OSや特定の機能を提供するアプリケーションの開発や提供を行っている業界です。

ソフトウェア業界の企業は、クライアントから発注を受けてシステム開発を行う受託ソフトウェア開発と、自社パッケージを開発するパッケージソフトウェア開発に分けることができます。

また、ソフトウェア業界では主にプログラマーやシステムエンジニアなどの職種が活躍しています。Microsoftや日本オラクル、オービックといった企業がソフトウェア業界の代表的な企業です。

魅力的なIT業界の職種

魅力的なIT業界の職種

IT業界の職種としてはプログラマーやシステムエンジニアなどのエンジニア職がイメージしやすいですが、営業やITコンサルタントなどの技術系以外の職種も活躍しています。

ここでは魅力的なIT業界の職種について紹介していきます。ぜひ転職を検討する際の参考にしてみてください。

サービスの販売を行う営業

IT業界の営業職は、他の業界の営業と同じくサービスの販売を行う職種です。顧客企業が抱えている課題や悩みを解決するために、自社パッケージのソフトウェアやIT製品、ITサービスなどの販売を行います。

そのため、営業職には自社のIT製品やIT全般に関する知識が必要とされるでしょう。なお、受託ソフトウェア開発企業の営業の場合は、元請け企業に営業活動を行うことも仕事です。

クライアントの問題解決を行うITコンサルタント

ITコンサルタントは、ITを活用することで企業が抱えている課題解決をサポートする職種です。クライアントが抱えている課題を把握し、その原因を解決するために自社のITソリューションを提案します。

ITコンサルタントの仕事はクライアントの課題解決をサポートすることであるため、ITに関する幅広い知識や顧客の業界、業務内容に関する知識が求められます。

プログラムを組むプログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作成した仕様書をもとにプログラムの開発を行う職種です。

システム開発における下流工程である実装の工程を担当するエンジニア職となっており、プログラミング言語を使ってコードを書くことが主な仕事です。

そのため、プログラマーには開発対象に合わせたプログラミング言語のスキルや、チームメンバーと連携するためのコミュニケーションスキルなどが必要になります。

システム運用を一貫して行うシステムエンジニア

システムエンジニアとは、システム開発における一連の業務に一貫して携わる職種です。ヒアリングや要件定義、システムの設計などを行い、システムが設計通りに完成しているかどうかテストを行います。

システムエンジニアはヒアリングによってクライアントのニーズをくみ取り、プログラマーに指示を出すことになるため、高いコミュニケーションスキルやマネジメントスキル、プログラミング言語に関する知識が求められます。

IT業界の魅力的な特徴

IT業界の魅力的な特徴

IT業界が魅力的だと言われる理由には、IT業界の持つさまざまな特徴が挙げられます。現在、IT業界への転職を検討しているという場合は、IT業界の持つ魅力的な特徴について把握しておくと良いでしょう。

ここではIT業界の魅力的な特徴について解説するので参考にしてみてください。

  • 世界に共通しているスキルを習得できる
  • 専門的な知識が身につけられる
  • 社会に役立つシステムを提供できる
  • これからも成長し続けていく業界である
  • 最先端の技術を知ることができる
  • 思いもしなかった新しい発見ができる

世界に共通しているスキルを習得できる

IT業界のエンジニアとして働く場合、プログラミング言語に関するスキルは必須です。プログラミングスキルは世界共通のスキルとなっているため、IT業界で働くことを通じて世界で通じるスキルを身につけられると言えるでしょう。

高いプログラミングスキルを習得すれば、日本だけでなく海外で働くことも視野に入ります。そのため、将来的なキャリアの幅を広げられるという意味でもIT業界は魅力的です。

専門的な知識が身につけられる

IT業界では専門的な知識や技術が求められることが多いです。普段の業務の中でも専門的な技術を使って仕事をすることになるため、未経験からでもIT業界で働くうちに他の業界では獲得できない専門的な知識やスキルを習得できます。

そのため、自然に専門的な技術を磨き、成長していくことができるでしょう。今後もIT業界は成長していくと言われているため、身につけた専門的な知識や技術は自身の市場価値を高めることにも役立ちます。

社会に役立つシステムを提供できる

IT業界で開発されるシステムは社会の役に立つものです。現在では多くの企業がシステムを活用しており、システムは現代社会においてなくてはならないものとなっています。

また、自治体や金融機関などが利用しているシステムは社会を支える基盤となっており、社会的に大きな影響を与えるものとなっています。このような社会インフラを支えるシステムを提供できることは、IT業界で働くやりがいの一つだと言えるでしょう。

これからも成長し続けていく業界である

IT業界の市場は年々拡大を続けています。また、現在も成長過程にあり、今後も成長していくと言われていることから、将来性の高い業界だと言えます。

IT技術はIT業界以外の業界でも活用されており、他の業界の技術と組み合わせることによって多くの可能性が生まれることも特徴です。

すでに農業とITを組み合わせたアグリテックや金融とITを組み合わせたフィンテックなどが生まれています。ITはさまざまな分野に進出しているため、今後もIT業界の成長は続いていくと言えるでしょう。

最先端の技術を知ることができる

IT業界は技術革新のスピードが早いです。少し前まではトレンドになっていた技術がいつの間にか廃れ、新しい技術に成り代わっていることも珍しくありません。

そのため、IT業界で働く場合は常に最先端の技術や知識をキャッチアップすることが求められます。このように、最先端の技術を知ることができる点はIT業界で働く大きな魅力だと言えるでしょう。

思いもしなかった新しい発見ができる

IT業界では、これまでにないような新しい発見に出会いやすいという特徴もあります。前述のとおりIT業界は情報や技術の移り変わりも激しいため、仕事をする中で新しい知識や技術を身につける必要があります。

このように日々新しい挑戦を続けることで、思いもしなかったような新しい発見に出会うこともあるでしょう。社会人として経験を積んでいても、また新しい発見に出会えるという点は、IT業界の大きな魅力です。

魅力的なIT業界で働く利点

魅力的なIT業界で働く利点

ここまで紹介したとおり、IT業界にはさまざまな魅力的な特徴があります。このようなIT業界で働くことには、多くの利点があると言えるでしょう。

ここでは魅力的なIT業界で働く利点について解説していきます。

  • 仕事を始める時期を選べる
  • 給与が全体的に見て高い
  • 実力で評価してくれる
  • ノルマを課せられる心配が少ない

仕事を始める時期を選べる

IT業界である程度経験を積めば、自分自身でプロジェクトを選択することで仕事を始めるタイミングや仕事の内容を選べるようになります。

会社の業務形態にもよりますが、プロジェクトごとにエンジニアを配属するような企業の場合は、参加していたプロジェクトが完了すれば時間的にも余裕ができるケースも多いでしょう。

給与が全体的に見て高い

企業にもよりますが、IT業界は全体的に見て給与が高い傾向にあります。新卒で入社した場合でも他の中小企業より給与が高くなることも多く、さらにスキルアップすることによって年収を上げていきやすいという特徴もあります。

ただし、IT業界は残業が多いという意味でも年収が高い傾向があるため、その点は押さえておきましょう。

実力で評価してくれる

IT業界は基本的に実力主義となっており、年俸制によって給与が決まる会社も少なくはありません。年俸制の場合、基本的にその人の実力や実績によって年収が決まります。

また、IT業界では新しい技術を積極的に取り入れていく企業も多いため、自ら実力を伸ばしていける人が活躍しやすいでしょう。

ノルマを課せられる心配が少ない

一般的に営業職にはノルマが課せられますが、IT業界のセールスエンジニアなどの場合はノルマを課せられないケースが多いです。また、プログラマーやシステムエンジニアなどといった技術者の場合は、そもそもノルマは存在しません。

そのため、ノルマを気にせずに仕事ができる点はIT業界で働く利点だと言えるでしょう。

IT業界に向いている人材の3つの特徴

IT業界に向いている人材の3つの特徴

IT業界は専門的な知識や技術が必要とされることもあり、人によって向き不向きがあります。IT業界に向いていない方が転職すると、転職後に仕事に付いていけずに苦労する可能性もあるでしょう。

ここではIT業界に向いている魅力的な人材について解説していきます。

  • 論理的に思考できる
  • チームとして連携できる
  • 黙々と努力できる

1:論理的に思考できる

IT業界で働く人材には、物事を筋道立てて検討し、結論を導き出せる論理的な思考力が必要とされます。システムの設計や実装を行う場合、論理的に考えられるスキルがなければ効率的な設計や開発ができません。

また、クライアントが抱える課題解決を行う手段を検討するためにも、論理的に思考できるスキルは必須だと言えるでしょう。

2:チームとして連携できる

IT業界のエンジニアは個人作業を行うイメージもありますが、実際のプロジェクトは複数人のチームで取り組むケースが多いです。そのため、チームとして連携して業務を進められる人が向いています。

スキルが高くてもチームプレーができないエンジニアの場合、業務に支障が出る可能性があるでしょう。

3:黙々と努力できる

IT業界は新しい技術や知識をキャッチアップしていく必要があるため、自分で黙々と努力することが大切です。IT職は普段の仕事だけでも忙しいため、業務と並行して勉強することは簡単ではありません。

そのため、周りの人に言われなくても自分から努力できるようなタイプの人は、IT業界に適性があると言えるでしょう。

IT業界に就職する際のポイント

IT業界に就職する際のポイント

IT業界に興味があっても、文系からの転職は難しいのではないかと考えている方もいるのではないでしょうか。しかし実際には、文系や未経験からでもIT業界に転職できる可能性はあります。

IT業界には理系のイメージがありますが、実際には文系の知識やスキルが活かせる仕事も多いです。ここではIT業界に就職する際のポイントについて解説していきます。

  • 文系の知識でも活かすことができる
  • キャリアが無くても需要がある

文系の知識でも活かすことができる

IT業界では前述のとおり、営業やITコンサルタントなどの技術職以外の職業も活躍しています。このような職種の場合は専門的な技術よりも顧客の課題を解決できるシステムを提案できるスキルが求められるため、文系の知識などが活かせるでしょう。

具体的には、コミュニケーション力やプレゼンテーション力、顧客のニーズを正確に捉える能力などがあると、文系や理系に関係なく採用されやすくなります。

キャリアが無くても需要がある

IT業界は市場規模を拡大しているのに対して、エンジニアなどのIT人材の数が不足しています。今後も少子高齢化による労働人口の減少もあり、IT人材不足は深刻化していくでしょう。

そのため、文系やIT未経験であってもIT業界では需要があります。本人の努力や適性によっては、未経験から採用される可能性も十分あるでしょう。

魅力的なIT業界に就職するための3つのステップ

魅力的なIT業界に就職するための3つのステップ

IT業界は人材不足ということもあり、文系やIT未経験からでも転職できる可能性はあります。しかしキャリアがない状態で、何の準備もせずに簡単に転職できるというわけではありません。

ここでは魅力的なIT業界に就職するための3つのステップについて紹介していきます。

1:スクールや学習サービスを利用する

IT業界のエンジニア職になるには、プログラミングなどの専門的な技術が必要とされます。そのため、プログラミングスクールや学習サービスなどを利用して事前にスキルを習得しておくことが大切です。

たとえIT未経験であってもプログラミングスキルを習得していれば、勉強する姿勢や意欲をアピールすることができます。

また、スクールの中には転職サポートも行っているものがあるため、転職を前提にスクールを探す場合はスクールがどのようなサービスを提供しているのか調べてみると良いでしょう。

2:業界に関心を持った理由をはっきりさせる

未経験からIT業界に転職する場合、面接でどのような理由からIT業界に興味を持ったのかをよく質問されます。そのため、自身がIT業界を選んだ理由についてはっきりさせておきましょう。

また、合わせて応募先の企業を選んだ理由についても明確化しておきましょう。理由が明確化できていないと面接の際に面接官にもマイナスの印象を与えてしまうため、説明できるようにしっかりと考えておくことが大切です。

3:業界の現状について情報収集をする

変化の早いIT業界に転職するためには、IT業界の現状についても常に情報収集して最新の情報を知っておくことが大切です。IT業界の現状を知るためには、一次情報や信頼できる人の情報を積極的に収集すると良いでしょう。

また、古い記事に掲載されている技術はすでに変化しているケースがあるため、記事の更新日付なども見ておきましょう。最新の情報を知らない状態で面接に臨んだ場合、面接官に情報収集ができていないことを見抜かれる可能性があります。

IT業界を魅力的にする今後の動き

IT業界を魅力的にする今後の動き

IT業界は今後も成長を続けていき、さまざまな変化が訪れることになるでしょう。IT業界に転職する場合は、IT業界の今後の動きについても知っておくことがポイントです。

ここでは最後に、IT業界を魅力的にする今後の動きについて紹介していきます。

エンジニアの人手不足の解消

IT業界は現在も人手不足の状態となっており、今後も人材不足は深刻化することが予測されています。しかし、人材不足を見越した対策も行われており、現在小学校からのプログラミング教育の導入や、教育訓練給付といった方法でIT人材の育成が進められています。

また、企業におけるDXの促進なども積極的に進められているため、将来的にはエンジニアの人材不足の解消も期待できると言えるでしょう。

クラウドサービスへの移行

現在、多くの企業が進めているのが、クラウドサービスへの移行です。従来であれば自社でサービスやシステムを構築し、運営することが主流でしたが、近年では外部のクラウドサービスを導入することが主流になりつつあります。

クラウドサービスであれば費用を抑えられるだけでなく、自社で運用や管理を行うコストも削減できます。そのため、今後もクラウドサービスへの移行の動きは進んでいくでしょう。

ビッグデータやAIの利用

IT業界では現在ビッグデータやAIの活用が注目されており、今後もこれらの先端技術の活用は進められていきます。また、これらの技術を活用することにより、今後もIT業界は規模を拡大していくでしょう。

IoTの拡大による利便性の向上

IoT(Internet of Things)とは日本語で「モノのインターネット」と訳される言葉です。これまでインターネットに繋がっていなかったあらゆるモノがインターネットに繋がり、便利になることを指します。

近年では身近な家電もIoT化が進んでおり、喋る冷蔵庫や人がいる場所を適温にできるエアコンなどさまざまなIoT家電が増えています。今後もIoTの拡大により、人々の生活はより便利になっていくでしょう。

デジタルやイノベーションを駆使するサービスの増加

IT業界では現在企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)が進められていますが、今後もデジタルやイノベーションを駆使するサービスが増加していくでしょう。

今後はデジタルディスラプターと呼ばれる、デジタルテクノロジーを駆使することで既存のビジネスモデルを破壊するベンチャー企業も増加していくと言われています。

IT技術を用いた消費者向け商品の需要の拡大

近年のIT業界では一般消費者にもIT技術のニーズが増えてきており、ITの導入を検討する消費者も多くなってきています。

新型コロナウィルスの影響によって、自宅で快適に生活することを意識した消費者が増加しました。そのため、インターネット環境やIoT関連の商品の需要が拡大しています。

IT業界の魅力を詳しく知ろう

IT業界の魅力を詳しく知ろう

監修:キャリテ編集部【株式会社エーティーエス】

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