「正社員として入社したけど、こんなに忙しいとは思っていなかった」
「毎日の仕事をこなすだけで精一杯だな」
「正社員になると、毎日やることが沢山ありすぎてプライベートを楽しむ余裕がない」

このように、正社員として働く中で、日々の生活に疲れを感じることはないでしょうか。正社員は収入も安定しており、雇用の面でも保障されているなど、メリットも沢山ありますが、同時に責任の重さが伴うことで、精神的・肉体的な負担も大きくなるでしょう。

この記事では、正社員が与えられる役割、疲れてしまう要因をはじめ、疲れたときの対処法や正社員以外の働き方を検討した場合の注意点などを紹介しています。

この記事を読むことで、疲れると感じる原因を知り、今後の改善策を見出すヒントを得られるでしょう。

紹介する内容を参考に、今後の働き方について考えてみてください。

正社員になると与えられる仕事や役割がきつくなる？

正社員は、給与・賞与・福利厚生など、会社からある程度の生活を保障されています。その分、会社は正社員に対して責任のある仕事や、会社への利益を求めるでしょう。

仕事の成果や結果も求められるため、ノルマやプレッシャーとも戦わなければなりません。

正社員が疲れてしまう要因

正社員になると、生活がある程度保障されているとはいえ、日々の業務に追われ、プライベートな時間も少なくなることが多いでしょう。このような生活が続き、精神的・肉体的に負担が増えることで、疲れが溜まってしまいます。

ここからは、正社員が疲れてしまう要因を紹介していきます。

独特な社風によるもの

社風とは、会社が培ってきた価値観のことを指します。古い体質の会社の場合、「自分を犠牲にしてでも働くのが当然」「仕事が最優先」など、個人のプライベートより仕事を優先することを強要されることもあるでしょう。

このような社風は簡単には変わらないため、自分の価値観と合わない場合、大きなストレスとなります。このような日々のストレスが精神的な疲労につながるでしょう。

責任の重圧によるもの

前述したとおり、正社員は会社から仕事の成果と結果を求められることが多くあるでしょう。責任が増えると同時に精神的な負担も増えるため、ストレスを感じることもあります。

また、ミスをすることで会社に損害を与える可能性もあるため、大きなプレッシャーも感じる場合があります。

勤務時間の長さによるもの

仕事の目標が達成出来なかったり、任された業務が終わらなかったりした場合、会社によって正社員は残業をしてでも終わらせなければならない傾向があります。

残業時間が長くなればプライベートとの両立が出来なくなり、精神的にも余裕がなくなってしまうでしょう。

人間関係によるもの

上司や取引先など、日々色々な人と関わる中で常に気を遣っていると疲れとして蓄積されていきます。

一日の大半を過ごす会社で人間関係の悩みが増えると、慢性的にストレスを感じることになるでしょう。

プライベートとの両立の難しさによるもの

前述したとおり、残業が増えるとプライベートの時間を確保することが難しくなります。

プライベートな時間がなくなることで、ストレスを発散する機会が減り、心にも余裕がなくなってしまうでしょう。

残業代が出ないことによるモチベーション低下

アルバイトの場合、働いた時間分の給与が発生するため残業代は発生します。しかし、正社員の場合、ほとんどの場合が給料に加算されて支払われますが、会社によっては残業代が出ないというケースがあります。

その場合、実際の労働時間に対して収入が少なくなるため、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積し、モチベーションの低下にもつながるでしょう。

正社員で働くことに疲れたときの対処法

正社員が疲れてしまう要因を紹介しました。自分は当てはまる要因を知ることで、対処法も見つけやすくなるのではないでしょうか。

ここからは、正社員で働くことに疲れたときの対処法を６つ紹介していきます。以下を参考に、今の生活の改善方法を探してみてください。

休暇をもらう

正社員の仕事に疲れたと感じたときは、思い切って休暇をもらうのも良いでしょう。日々頑張っている自分を労わる時間は大切です。

趣味に時間を費やしたり、旅行をしたり、思い切り自由に過ごしてみましょう。一度リフレッシュすることで、ストレス発散にもなり、また頑張ろうという前向きな気持ちにもなるでしょう。

勤務日数を減らしてもらう

少人数の会社であれば、会社と個人の関係性が密接であることが多いため、個人のバックグラウンドを配慮されやすい傾向があります。

そういった場合は、思い切って会社に相談して勤務日数を減らしてもらうのも良いでしょう。

しかし、正社員の勤務日数を減らすのは厳しいという会社も多いです。今の会社は対応してもらえるのか、事前に調べておく必要があります。

転職を考える

転職して環境を変えてみるのも良いでしょう。ただし、前職と同じ体験を味わうことのないよう、今までの問題点や自分の希望を洗い出してから転職活動を行うようにしましょう。

非正規雇用に変える

働き方を変えるのも一つの手段です。正社員にこだわらなければ、契約社員・派遣社員・パート・アルバイトなど、様々な働き方があります。

非正規雇用に変えることで、プライベートな時間を確保出来たり、正社員に比べると気持ち的に楽に働けたり出来るかもしれません。

副業する

「労働時間に対して収入が見合っていない」「やりたい仕事が出来ないため、モチベーションが上がらない」なども疲れの要因として挙げられます。

そのような場合は、副業してみるのもおすすめです。やりたいことをやりながら収入も得られるため、忙しいながらも充実感を得られるでしょう。

ただ、副業を認めていない会社もあるため、自分の会社はダブルワークが可能なのかを調べておく必要があります。

スキルを身に付けてフリーランスになる

働きやすい環境を自らつくるというのも一つの手段です。フリーランスの場合、ある程度、自分の状況に合わせて柔軟に働くことが出来るというメリットがあります。

しかし、フリーランスで働くためには、専門的なスキルが必要とされることが多く、収入面も不安定になる可能性があります。そのような注意点も理解しておきましょう。

正社員以外の働き方を考える際の注意点

アルバイトなどのフリーターは、正社員に比べると責任の範囲が少ないため、楽な気持ちで仕事が出来たり、自分都合のシフトで働けたりなどのメリットがあります。

しかし、時給制が多く大幅な昇給なども少ないため、まとまったお金を得ることが難しく、貯金なども難しいでしょう。また、収入面の不安定さから社会的に信用度が低い傾向があり、金融関係の審査にも影響する場合もあります。

年齢を重ねるごとに、正社員で働いている人との収入の差が大きくなり、自由な時間はあっても自由に使えるお金が少ないという状態になってしまう可能性もあるでしょう。

このような注意点もふまえ、自分にあった働き方をしっかり見極めることが大切です。

正社員に疲れたときは自分の様々な可能性を探ろう

正社員が疲れてしまう要因や疲れたときの対処法について紹介しました。

正社員はやりがいのある仕事ですが、プライベートな時間がなくなったり、ストレスで人生を楽しめなくなったりして、自分の人生を犠牲にしてしまっては本末転倒といえるでしょう。

この記事で紹介した内容を参考に、様々なことにチャレンジして自分の可能性を探ってみてください。